「インドでの2週間」 矢野 順子(1列目右)

インドでの二週間は目まぐるしくて、一日で終わってしまったような感じです。でも、その中に神様は本当に多くの恵みを用意してくださっていました。インドにいる間、特に私が変えられたと思う二つのことについて分かち合いたいと思います。その一つはハンセン病の人に対する思いです。私はハンセン病の人に恐怖心を抱いていたところがあり、また警戒されるだろうと勝手に決め付けていて、唯一、ハンセン病の村に行くことに不安を感じていました。でも実際行ってみると、彼らは笑顔で迎えてくれたし、病気の手を写真に撮らせてくれたり、家の中を見せてくれたり、とても友好的でした。ミニストリー初日は、その日に村の中の誰かが亡くなったため、患者の治療や子どもと遊ぶことは出来ず、村を見るだけで終わってしまいました。でも、場所の汚さや貧しさ、初めて見るハンセン病の人々に驚いて、ずっと心が固まっていた私はすぐに村から出られることに内心ほっとしていました。村の人と握手するのも少し恐くて、キリストの愛を伝えるなんて程遠い感じでした。それからいくつかのハンセン病の村を回って、スキットや創作ダンスをし、クリスチャンではない彼らの心に本当の癒しが与えられるように村の人一人ひとりと共に祈っていく時を持ちました。そうしていくうちに神様が私の固くなった心を和らげて下さって、大きな愛で心が満たされていくことを感じました。また、ハンセン病の人に対する恐れの代わりに彼らを愛したいという思いが与えられ、帰る時にはそこにいた女性達と自然とハグしていました。神様の力の大きさに本当に驚きました。彼女たちとまた会いたいです。

もう一つ、変えられたことは、父、そして天の父でおられる神様に対する思いです。私は、神様の導きによって父親に抱いていた自分の思いに気付かされました。それまで、父との関係に問題があるとは全く思っていませんでした。でも、私は、父が私より姉の方が好きなのだろうという思いを心の底に抱いていたこと、またその思いが自分の中で傷になっていたということに気付きました。また、神様に対してもそうゆう思いを抱いていて、神さまが周りの人じゃなくて自分だけを愛してくれればいいのにという独占願望みたいなものがありました。また、同じような願望を人に対しても思っていました。そのことをチームリーダーに打ち明けると神様から一番愛されたいと神様に願うことは罪じゃないと教えられて、神様に全ての思いを打ち明ける祈りをすることが出来ました。これからは、神様に対して愛を求めていきたいと思います。

 インドでの二週間で多くの癒しを体験し、同時に自分が持っていたたくさんの偶像を手放すことが出来ました。神様のすばらしい恵みに感謝します。   


「私がインドで出会ったもの」 津川 樹(右から2番目)

私がインドで出会ったもの。

ウシ、ブタ、イノシシ、ヒツジ、ラクダ、ゾウ、ヤモリ、サソリ(こわい)、

ハエ(居すぎ)、ゴキブリ(でかい)。

ナン、チャパティー、バナナ、タンドリーチキン、チャイ、ヨーグルト、

カレー、まずいカレー。

サリー、ボンジョビ、鼻ピアス。

VJ、スレッシュ、キーラン、ランチャム、マリーサ、インテリ君。

そして、

ハンセン病の村のひとたち。大勢。

何人に出会ったか覚えてない、名前も、知らない。

相手も私のことは多分、なにも知らないと思う。

もしかしたらもう二度と会うことはないのかも。

相手もそう思っていたかもしれない。

でも、

彼らからもらったものは忘れない。

それは、

見たこともないような笑顔と、その裏にある想像を絶する苦しみ。

彼らは、私がただ好奇心で向けていたカメラにすべてを見せてくれた。

ありのままの彼らの姿を見せてくれた。

撮ってもらいたくて、知ってもらいたくて。

私がそのことに気がついたとき、私は私の写真がイヤになり、写真を撮るのもやめてしまった。今まで撮ってきたものはただの自己満足に過ぎなかったのだ。

けれども彼らはものすごく写真を欲しがり、写真を必要としていた。私の持つカメラを必要としていた。

そしてカメラ越しでしかコミュニケーションをとれない自分というものに、また、嫌気がさした。

泣いて泣いて泣いてわけも分からず泣いて、みんなの前で泣いて、どうしようもなく泣いて、そして、突然分かった。

写真を通じて相手に伝えるということの意味を知った。

写真を撮らせてもらったものへの感謝という言葉を知った。

簡単なことだった。

私は、彼らを撮ることで新しい「自分」と「自分の写真」が与えられた。

写真が大嫌いになり自分も大嫌いになり、そして、写真も自分も大好きになった2週間でした。

その後の2週間はほぼベッドにいなければならないことになってしまったけれども、そのおかげで家にいて落ち着いてインドでのことを振り返ることができたし、作品をつくる時間もたっぷり与えられたので入院して良かったなあ。あー良かった。保険もおりたし。ありがとうAIU。

そして今は、ひとりでも多くの人に写真を見てもらうことがインドの人達への恩返しになるのだと信じ、ひたすら暗室とパソコンに向かう日々。ブログも開設。http://fruitree.exblog.jp/。個展も開催。2月に予定中・・・ぜひお越しください!

インドの人たちへもたっくさんの写真を送るつもり・・・ヒヒヒヒ。それほどわたしが与えられたものは大きかったのです。

インドありがとう。まりちゃん、さとるさん、あやさん、ひろくん、いおちゃん、みおちゃん、じゅんちゃん、ちーちゃん、かやちゃん、のぞみ、さーちゃん、そして、誘ってくれたゆりこ、みんなありがとう。

頭がいたくなるほど泣いて、お腹が痛くなるほど笑った、そんな2週間のアウトリーチでした。

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